日々の喧騒を離れ、夫婦でゆったりと過ごす2人旅。そんな特別な時間にふさわしい舞台として、全国に名を馳せる「下呂温泉」はいかがでしょうか。豊富な湯量ととろりとした泉質はもちろん、自然に包まれた山あいの静けさが、大人の旅情を一層引き立ててくれます。
本記事では、熟年夫婦が心からくつろげる“隠れ家”のような高級宿を厳選してご紹介。どの宿も「食事が美味しい」ことに定評があり、地元食材を活かした会席料理や、目にも舌にも美しい一皿が並びます。さらに、静寂な環境や眺望の良さ、サービスの質など、夫婦水入らずの時間を大切にしたい方にぴったりの宿ばかりです。
「また来たいね」と微笑み合えるような、心に残る温泉旅を──。下呂の湯と美食に癒される、大人の2人旅をご提案します。
「もう一度、2人でゆっくり旅がしたい」——そう思った時、下呂温泉ほどふさわしい場所はありません。日本三名泉のひとつとして知られるこの地は、泉質の良さはもちろん、町全体に漂う穏やかで落ち着いた空気が、熟年夫婦に心地よい時間をもたらします。
下呂温泉の魅力は、その“懐の深さ”にあります。旅館の多くが、騒がしさを感じさせない立地にあり、宿に一歩入れば、まるで時間がゆっくりと流れるよう。館内で過ごすだけでも贅沢な旅になるのです。
加えて、飛騨牛をはじめとした地元の食材を活かした料理や、職人のこだわりが光る器の数々も、食卓を囲む時間に彩りを添えてくれます。そんな体験こそが、熟年世代の「満足感」に深くつながっていくのです。
旅において「宿」は、単なる寝床ではなく“滞在そのものを形づくる場”。特に大人の2人旅には、静かで、洗練されていて、心からくつろげる空間が求められます。
下呂温泉には、まさにそんな「大人の隠れ家」と呼ぶにふさわしい宿が点在しています。共通しているのは、客室数を抑えた静かな造り、スタッフの丁寧な接遇、そして何よりも“料理の美味しさ”への徹底したこだわりです。
美味しい料理は、会話を豊かにし、記憶に残る旅をつくります。そして、目に映る景色やお風呂の温度、香り、器の手触りといった五感すべてを満たす体験こそ、大人が求める“質の高い旅”なのです。
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岐阜県は日本列島のほぼ中央に位置し、北は飛騨地方、南は美濃地方に分かれる内陸県です。 北部の飛騨地域は標高が高く、山岳地帯が広がる豪雪地帯で、白川郷をはじめとする合掌造りの集落や
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岐阜県は日本列島のほぼ中央に位置し、北は飛騨地方、南は美濃地方に分かれる内陸県です。 北部の飛騨地域は標高が高く、山岳地帯が広がる豪雪地帯で、白川郷をはじめとする合掌造りの集落や
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夫婦ふたりで、少し贅沢な時間を過ごしたい――。そんな願いを叶えてくれるのが、四季折々の自然と名湯に包まれた「草津温泉」です。長い歴史と伝統を誇る湯のまちには、湯畑の情緒を感じながら
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静かで上質な時間を大切にしたいシニア夫婦の2人旅。そんなおふたりにぴったりなのが、歴史ある名湯「有馬温泉」です。豊かな自然に囲まれ、金泉と銀泉の恵みに癒されながら、都会の喧騒を離れ
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高台に佇み、下呂の街並みを望む静かな環境と、料理自慢の懐石スタイルが魅力。全体にゆとりをもたせた造りで、露天風呂付き客室も完備。特に料理は一品一品に繊細さが感じられ、「とにかく食事が美味しい宿」として名高い。接客の質も高く、非日常を味わいたい熟年夫婦にぴったりの滞在が実現します。
料理自慢の宿”の名は伊達ではありません。季節の食材を巧みに活かした懐石コースが提供され、特に飛騨牛を主役に据えた品々が高評価を得ています。
口コミにはこんな声があります:
「どれも手のかかった優しいお料理で、残さず食べることができました」
「料理は今まで旅行した宿の夕食の中で一番といえるおいしさ」
「品数も多く満足でした」
一皿一皿にていねいな仕事を感じさせ、味覚・質感のどちらにも訴える構成になっているようです。
客室タイプは複数あり、露天風呂付きの部屋も用意。ゆったりと湯に浸かれる設計。
温泉は“とろり系”との声もあり、湯あたりの感じも良好と好評です。
館内には露天風呂・大浴場、その他設備も整っており、ラウンジ・喫茶・売店も備えています。
全館禁煙(喫煙所はロビー奥にあり)
客室数が抑えられているため、静かな滞在を期待できます。
下呂温泉街の高台という立地ゆえ、宿からの眺望も魅力の一つ。
懐石宿 水鳳園は、「食事が美味しい宿」を条件に選ぶなら、真っ先に思い浮かぶ一軒です。料理の質を大切にしつつ、静かな空間、美しい眺望、温泉の心地よさ、丁寧な接客――これらすべてを高め合わせて、熟年夫婦で過ごす時間を特別にしてくれる宿だと言えるでしょう。
下呂温泉 懐石宿 水鳳園(すいほうえん)天空に浮かぶような絶景と、館内すべてに行き届いた静けさが印象的な宿。全室が展望設計で、露天風呂付きや絶景風呂が揃い、特別感あふれるステイが叶います。料理は創作懐石を一皿ずつ提供するスタイルで、味覚と時間の両面でゆとりを楽しめるのが魅力。大人の贅沢旅にふさわしい一軒です。
高台に佇み、下呂温泉街と益田川を見下ろす“天空の宿”。全21室、1フロアにつき3室のみというゆとりある造りで、静寂と眺望を最大限に活かした設計になっています。
客室はガラス張りの窓を大きく取り入れ、下呂の街並みや山々を眼前にするパノラマビューを楽しめるよう工夫されています。
夕食・朝食ともに、個室または料理茶屋「水琴亭」にて、季節の素材を活かした懐石料理を少しずつ丁寧に提供。飛騨牛をはじめ、地元食材を盛り込んだ品々が味わえます。
料理の提供方法にもこだわりがあり、「一品ずつできたてを」「温かいうちに」出されるスタイルが好評です。
クチコミでは、「どの品々も工夫が凝らされた味わい」「個室で懐石をゆったり楽しめた」など、料理の質や演出に満足する声が多く見られます。
客室タイプ
全21室。ガラス窓越しに眺めを取り入れ、露天風呂付き客室も複数用意されています。
温泉・湯処
大浴場・露天風呂「竹取物語」は、ガラス張りによる開放感を演出。
また、離れに貸切露天風呂が2種設けられ、プライベートな湯あみも楽しめます(有料)。
お湯は「まろやかなお湯」で、美肌効果を感じやすいというレビューも。
宿泊者向けにラウンジがあり、コーヒーや紅茶が自由に楽しめるスペースも設けられています。
スタッフの対応にも定評があり、チェックインから滞在中の対応が行き届いている、というクチコミが多く見受けられます。
立地は下呂駅から徒歩約15分、またはタクシーで約3分。
客室数を限定しているため、静かな滞在を望む方に適した宿と言えます。
料金目安は、夕朝食付きで 66,000円~130,800円(2名1室利用時)。
創業昭和6年の歴史を誇り、文化財にも登録された建物は重厚な風情。飛騨の旬を活かした会席料理、そして源泉掛け流しの温泉が味わえる。静かな立地に加え、食事処や部屋食などの選択肢も豊富で、プライベート感を大切にしたい熟年夫婦にぴったりの旅館です。
創業は昭和6年。木造三階建ての本館は「登録有形文化財」に認定されており、建築美と歴史の風情を宿の随所に感じる宿です。
敷地は5万坪という広大さを誇り、山あいに佇むような造りで、下呂温泉街を見下ろす環境と、喧騒から隔絶された静寂が魅力。
客室タイプは、本館の和室中心に、露天風呂付き客室や景山荘といった展望風呂付きの部屋もあり、全体で約40室体制。
食事は“会席料理”スタイルを基本としており、地元の旬の素材を大切にした構成が特徴です。
夕食は「四季彩々の会席料理」。料理長をはじめ職人が腕をふるい、「お客様の目の前に運ばれたその時が一番美味しく味わっていただけるように」一皿ずつ提供されます。
肉料理には A5ランク飛騨牛 を用いたしゃぶしゃぶやステーキが登場するプランが人気。
その他、焼物には川魚(季節に応じて鮎や尼子など)や「湯之島館特製焼寿司」「飛騨牛変わり揚げ」など、料理にアクセントを加える品も。
朝食は、岐阜県産コシヒカリをはじめとする地元素材を用いた定食形式。朴葉味噌焼きや豚の角煮がつく伝統的な一膳も提供。
また、プラン次第で 夕食を部屋食(お部屋または個室食事処) にできる選択肢もあり、よりプライベート感を重視する滞在が可能です。
旅行記ブログなどでは、実際に部屋食で出された料理の様子が詳しく記されており、
「飛騨牛赤身肉のマリネ」「前菜、刺身、焼物、進肴まで一品一品が丁寧で美味」
といった感想も見られます。
客室は和室が中心ですが、露天風呂付きの特別室や景山荘など、浴室付き・展望重視の部屋も選べます。
露天風呂は敷地内に2か所あり、深夜1時〜5時は男女入れ替え制。貸切風呂(内風呂タイプ)も3つ備えられています。
お風呂の湯は館内・別館とも源泉掛け流し。浴槽・シャワーまで湯を供給する設計です。
朝・夕の食事処、ラウンジ、庭園、Wi-Fiなど基本的な施設は整えられています。
お部屋でゆったり食事できるプランを選ぶと、廊下を経ずにダイニングへ繋がる「水仙之間」など工夫された間取りの部屋もあります。
建物が古いことから、音の響きや揺れが感じられることがあり、夜10時以降は静粛を求められることも案内に含まれています。
送迎サービスもあり、下呂駅から車で約5分の距離。
料金・プランは、露天風呂付き客室や特別室、料理グレードにより大きく変動。基本の “夕朝食付きプラン” はおよそ 28,600円~から設定されています。
竹林に囲まれた静かな立地と、数寄屋造りの美しい建築が魅力。飛騨牛をはじめ、旬の食材を活かした懐石料理は丁寧に仕上げられ、一品一品が記憶に残る美味しさ。全14室という小規模宿だからこその静けさとおもてなしも心地よく、大人の隠れ家にふさわしい一軒です。
立地・宿の趣
飛騨川沿いの閑静な場所に佇む、竹林を通り抜けてたどり着く純和風の隠れ宿。下呂温泉街から少し離れており、静寂を求める旅にぴったりの立地です。
建物は数寄屋造りの趣があり、客室数を14室と絞っていることで、ひとつひとつに落ち着きを重視した造りになっています。
料理は月替わりの献立で 11〜13品 が基本。地元・飛騨の恵みを最大限に生かした会席料理が振る舞われます。
特に、飛騨牛 を贅沢に使った一品が料理の要として登場することが多く、味わい深さと満足感を重視した構成です。
朝食も選択制で、ご飯・お粥、ジュース類などが選べ、「銀の朏(みかづき)」という低農薬栽培の飛騨地域米を採用しており、米そのものにもこだわりがあります。
夕食・朝食ともに、部屋食または個室食事処の選択が可能。椅子席・堀こたつ席などの多様な席スタイルも用意されています。
客室タイプ
本間8畳+次の間4.5畳など伝統的な和室が中心。露天風呂付きスイートやモダンな洋室も用意されており、好みに応じて選べます。
露天風呂付きスイートでは、総檜の内風呂や御影石露天風呂などを備えた部屋もあります。
温泉・湯処
内湯は御影石造りで源泉掛け流し。
「河原の湯」という露天風呂があり、開放感あるロケーションで湯浴みを楽しめます。
貸切露天風呂「飛之湯泉(ひのゆせん)」もあり、総檜の木風呂に東屋付きという風情が魅力。利用時間は14:30〜21:00、利用は事前予約制。
チェックイン時には抹茶と干菓子でのおもてなしがあるなど、旅情を感じさせる細やかな演出があります。
口コミでは、「料理も器もひとつひとつが丁寧」「静かで寛ぎやすい空間」といった声が多く、落ち着いた滞在を提供している宿として評価されています。
夕朝食付きプランの料金目安として、2名1室時で 59,400円~ 程度から。
プレミアムルームでは 88,000円~(休前日など割増あり)という料金も見られます。
宿泊税・入湯税は別途必要。令和7年10月から宿泊税導入予定で、料金によって1泊当たり200円などが課されます。
客室数を限定しているため、早めの予約が望ましい宿です。
“静寂”をテーマにした宿で、露天風呂付き客室や離れなど多彩な客室タイプを備える。料理は飛騨牛や季節の味覚を活かした懐石スタイルで、器や盛り付けにも美意識が光る。貸切風呂や個室食事処など、2人だけの時間を大切にできる設計も魅力。
“静寂”をその名に掲げる通り、下呂温泉街の賑わいを少し離れた閑静な地に佇む、全19室の大人の隠れ家宿です。
四季折々の自然に包まれ、緑の木々を透かして差し込む光に包まれる佇まいは、訪れるだけで心がほどけていきそうな風情。
客室は露天風呂付き離れ(4棟)や露天風呂付き客室(5室)を含み、ほとんどの部屋に露天風呂を備えています。
温泉は大浴場・庭園露天風呂のほか、信楽焼の陶製風呂や岩風呂の貸切風呂が無料で利用できる設備が整えられています。
ここ「みやこ」では、料理を「静かに楽しむ芸術」として位置づけており、素材・器・演出すべてにこだわる会席料理を提供しています。
献立・構成
月替わりの創作懐石「匠(TAKUMI)」を基本に、特選飛騨牛陶板焼き「極(KIWAMI)」、飛騨牛づくしコース、さらには特選シャトーブリアンを扱うコースなど、多彩なメニューがプランによって用意されています。
夕食・朝食ともに、個室または半個室の食事処で一品ずつ丁寧に運ばれ、ゆったりとした時間の中で味わえるよう配慮されています。
料理の例・特徴
夕食には飛騨牛を使った鉄板焼きや陶板焼きがメインになるコースがあり、プランによっては “飛騨牛づくし” のフルコースも選択可能。
また、地元食材を活かした前菜・造り・煮物・焼物なども趣向を凝らしており、素材の良さを引き出した味付けが評判です。
朝食は和食・洋食選択制のプランもあり、和食では地元ならではの一皿や炭火焼きなどが登場することがあります。
口コミ・実感
滞在者からは、「食事がとても美味しかった」「肉だけではなく添え物や器のセンスにも感動した」といった声が多く寄せられています。
また、夕食の提供形式(個室性/半個室性)や静かな雰囲気が料理の味わいを一層引き立てるという感想も多く、食と時間の質を重ねて感じられる滞在が評価されています。
料金の目安
1泊2食付きプランでは、ざっくり 50,600円〜124,740円 の幅で料金設定があります。
客室タイプ & 設備
露天風呂付き離れ・露天風呂付き客室が多くを占め、非日常感をより重視した間取りが揃っています。
お部屋の設備も、和・和洋ミックスなど選択肢があり、調度品やインテリアにもこだわりが感じられます。
温泉・風呂
大浴場および庭園露天風呂のほか、無料貸切風呂(信楽焼・岩風呂など複数)があります。夜空を見ながらの湯浴みが好評。
宿での滞在を主役にしながらも、周辺には2人で散策するのにぴったりなスポットが点在しています。
たとえば「下呂温泉合掌村」では、飛騨の伝統家屋や文化に触れることができ、のんびりとした時間を楽しめます。温泉街を流れる「白鷺橋」や「噴泉池」では、足湯に浸かりながら川のせせらぎに耳を傾けるひとときも。
また、飛騨牛を使ったグルメや地酒の飲み比べを楽しめる店もあり、昼間の過ごし方にも困りません。旅の計画には“何もしない贅沢”と“少しの発見”のバランスを取り入れることで、より心豊かな2人旅になるでしょう。
日々の忙しさからふと離れ、人生をともに歩んできたパートナーと過ごす2人きりの旅。そんな“心のごほうび”にふさわしい舞台として、岐阜・下呂温泉は特別な存在です。とろりと肌になじむ湯、四季を映す山々、そして旅情あふれる街並み。ここには、時を忘れてくつろげる空気があります。
今回ご紹介した5軒の高級宿はいずれも、「静けさ」「料理の美味しさ」「大人のための上質な空間」にこだわった“隠れ家”的な宿ばかり。なかでも「懐石宿 水鳳園」は美食に定評があり、温泉と景色の調和も秀逸。「今宵 天空に遊ぶ しょうげつ」では、眼下に広がる絶景と創作懐石が非日常を演出し、「こころをなでる静寂 みやこ」では、名の通りの静寂と美食に包まれた時間を堪能できます。
いずれの宿も客室数を抑え、騒がしさとは無縁の穏やかな滞在が約束されています。露天風呂付きの部屋や貸切風呂を備える宿も多く、2人だけの空間を大切にしたい方にも最適。さらに、どの宿でも“飛騨の味覚”を活かした会席料理が提供され、五感で季節を楽しめるのも嬉しいポイントです。
これからの旅は、ただ観光地を巡るだけでなく、「どこで」「誰と」「どんな時間を過ごすか」がより大切になってきます。下呂温泉の名宿たちは、そんな旅の本質に寄り添ってくれる存在。今こそ、心からくつろげる2人だけの温泉旅へ出かけてみませんか。